« 好評発売中! | トップページ | 更新について »

2007年6月10日 (日)

カジラの謎

今回は「カジラ」をめぐるエピソードを少しご紹介したいと思います。ネタバレというほどではありませんが、本編の内容について具体的に言及しますので、未見の方はご注意ください。

東京の地下工事現場で謎の生物の足跡が見つかり、劇中ではこれを「カジラ」と名づけます。2カットほどリアルな想像図が映し出され、物語上はテレビでそれを見ることで、サスケが地下探検に加わるきっかけになります。その後、いろいろな出来事に遭遇してサスケが別なことに興味を移し、早く地上に帰ろうという流れになるのですが、最後までカジラの正体を知りたいと熱望したのは、サスケよりむしろ観客のほうだったようです。

何度か実施した本作のマスコミ試写は概ね良い反応で、不満があるとすれば「短い」と言われるくらいでした。もちろんソニーPCLで行ったデジタルシネマの内覧会のときもそれは同じなのですが、2回あった試写の終了後、それぞれで高木監督を囲んだ質疑応答の時間を設けたところ、二度とも「カジラはどうなったんでしょうか?」と質問され、監督が大弱りするという場面がありました(笑)。

よくよくお話を伺うと、当日ご来場くださった「社会科見学へ行こう!」主宰の小島健一さんのほか、小説家の川端裕人さんにも「カジラのその後は、やっぱり気になりますよねえ」と、同じような感想をいただきました。どうやら「地下」のほかに、「恐竜」というロマンのツボを刺激してしまったらしく、監督の予想以上にカジラの存在が魅力的に映っていたようなんです。(特に川端さんは『竜とわれらの時代』という恐竜小説の著者でもありますしね)。

こんな話もありました。ぼくが札幌で『新SOS』を観たときのことです。上映が終わり、帰りがけに化粧室に寄って手を洗っていると、同じ回に一緒だったある観客からいきなり声をかけられました。

男A 「あの、さっき場内にいた方ですよね?」
桑島 「……え、あ、はい。そうですけど、なんでしょう」
男A 「映画の中のあのカジラって、結局どうなったと思いますか?」
桑島 「……(絶句)

これ、実話なんですよ(笑)。

先日掲載した監督のメッセージでカジラについてコメントしているのは、そんな観客の想いが伝わったからかもしれません。まあ、カジラの謎を解くためだけじゃなくても、探検隊の次の冒険を心待ちにしているのは、これに参加したスタッフみんなの願いだったりするんですけどね。

桑島(宣伝P

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210304/15382490

この記事へのトラックバック一覧です: カジラの謎: